東洋美術館での日本映画上映会(4・5月)
国立東洋美術館で日本映画をご紹介します。
(ニキーツキー・ブリヴァール, 12-а)
開演 19:00
入場無料
4月
4月10日 スウィング・ガールズ
スウィング・ガールズ (2004年、105分)
監督・脚本: 矢口史靖
撮影: 柴主高秀
出演: 上野樹里, 貫地谷しほり, 本仮屋ユイカ, 竹中直人, 谷啓
野球部の応援ブラスバンドのため、弁当を届けた補習組の友子たち。ところが、その弁当を食べた部員が食中毒に。ひとり難を逃れた中村は、次の試合までに即席ブラスバンドを結成しようと試みる。集まったのは、友子たち落ちこぼれが17人。仕方なく、17人で演奏可能なビッグバンドジャズを組み、早速練習を開始した。次第にジャズの楽しみを覚えていくメンバーだが、本番前日、ブラスバンド部員が退院し、ビッグバンドは解散に。気持ちが収まらない友子は、自分たちでビッグバンドを組むことにするが…。
4月17日 父と暮らせば
父と暮らせば(2004年、99分)
監督: 黒木和雄
撮影監督: 鈴木達夫
音楽: 松村禎三
出演: 宮沢りえ, 原田芳雄, 浅野忠信
終戦から3年後の広島。図書館に勤める美津江は、たった一人の家族だった父親を原爆で喪い、生き残った自分に負い目を感じながら暮らしていた。ある日、原爆の資料を探しに図書館を訪れた青年と出会い、互いに惹かれ合うが、美津江は「うちは幸せになってはいけんのじゃ」と自分の心を塞ぎ、青年の誘いを断ろうとする。そんな娘を見かねたのか、その晩から美津江の前に父・竹造の幽霊が現れ始める。“恋の応援団長”を名乗る竹造は、あの手この手で娘の心を開かせようとするが…。
5月15日 豪姫
豪姫 (1992年、142分)
監督: 勅使河原宏
脚本: 赤瀬川原平・勅使河原宏
原作: 冨士正晴
撮影: 森田冨士郎
美術: 西岡善信
音楽: 武満徹
出演: 仲代達矢, 宮沢りえ, 永澤俊矢, 三國連太郎, 松本幸四郎, 真野響子
1591年、時の権力者・豊臣秀吉の命により、茶頭・千利休は自刃。山城の大名であり、利休の高弟でもあった古田織部が、その後釜として秀吉の茶頭を命ぜられる。そんな織部を“オジイ”と言い慕う男まさりの豪姫は、加賀の大名・前田利家の娘だったが、生まれてすぐに秀吉の養女となった。そんな折、京都の二条河原に自刃した利休の生首が晒されていた。それも利休の木像に踏み付けられる形で。一代の茶人であった人物を愚弄する卑劣な所業に憤りを覚えた豪姫は、織部の屋敷に仕える庭番・ウスとともに利休の首を奪い去る。ウスは奪った首を利休の娘・お吟に届けるが、首を見たお吟は突然自刃。実はお吟は利休の妾だった。それに動揺したウスはひとり都を離れた。その後、彼は山中でジュンサイと名乗る老人とともに暮らす。ジュンサイは高山右近の家臣であったが、キリシタンであった右近が秀吉の禁圧に抗して大名をやめてしまったため、落武者の身となっていた。
そして時が流れた。ウスはもう40を過ぎてはいるが、まだ美しさを残した豪姫に再会する。また、織部は徳川家の茶の指南役になっていたが、彼と家康との関係は、利休が死罪になる直前の秀吉との関係と酷似していた。そんな頃、豪姫は利休の命日に織部を招いて茶会を開くが……。
5月29日 神様のくれた赤ん坊
神様のくれた赤ん坊 (1979年、91分)
監督: 前田陽一
脚本: 前田陽一, 南部英夫, 荒井晴彦
撮影: 坂本典隆
音楽: 田辺信一
美術: 森田郷平
出演: 桃井かおり, 渡瀬恒彦, 河原崎長一郎, 吉幾三, 嵐寛寿郎, 吉行和子, 樹木希林
同棲中の森崎小夜子と三浦晋作のところに、見知らぬ女が六歳ぐらいの子供を連れて現われ、晋作の子供だと言って押しつけていった。女の話では隣りに住んでいた明美という女が坊やを残して駆け落ちし、置手紙に晋作をはじめ五人の男の往所氏名が書いてあった。新一という坊やの名はあなたから取ったのだろう、と小夜子はむくれている。窮した晋作は新一を連れて父親捜しの旅に出た。小夜子も、ふるさとを探すと言って付いてきた。