東洋美術館での日本映画上映会(4・5月)
国立東洋美術館で日本映画をご紹介します。
(ニキーツキー・ブリヴァール, 12-а)
開演 19:00
入場無料
4月
4月9日 「あ、春」
監督:相米慎二
脚本: 中島丈博
撮影: 長沼六男
出演: 佐藤浩市、斉藤由貴、富司純子、藤村志保、山崎努
韮崎紘は良家の娘と結婚し、幼い息子、義母と一緒に暮らす平凡な証券マン。ある夜、彼の前に現れたホームレス風の男は、母親から死んだと聞かされていた父親の笹一だった。そのまま家に居座った笹一は荒っぽい言動を連発し、紘と家族をオロオロさせていく。猫の視点による軽やかなショットで幕を開ける名匠、相米慎二のホームドラマ。
4月16日 「お引越し」
監督:相米慎二
脚本: 奥寺佐渡子・小此木聡
撮影: 栗田豊通
出演: 中井貴一、桜田淳子、田畑智子
独創的な映像世界を開拓し続ける相米慎二の長編10作目。レンコは気の強い11歳の少女。彼女の両親はお互いの生活がかみ合わずに、離婚を前提とした別居を始める。はじめのうちは家がふたつできたと喜んでいたレンコだが、自分勝手なことばかり言って、いがみ合う両親の姿を見ているうちに納得できないものを感じるようになる。家族の絆を取り戻そうと、以前行ったことのある琵琶潮畔への旅行に両親を無理矢理連れ出したレンコは、父母の間の溝の深さを思い知るが・・・・・。
5月
5月14日 「はつ恋」
監督:篠原哲雄
脚本: 長澤雅彦
撮影: 藤澤順一
出演: 田中麗奈、原田美枝子、平田満、真田広之
17歳の聡夏が、母がある人に宛てた古いラブレータを見つける。24年前に叶えられなかった約束を実現させようと、彼女は母が胸に閉じ込めた思い出の人を探す旅に出る。
5月21日 「怖がる人々」
監督・脚本:和田誠
撮影:前田米造
出演: 小林薫、黒木瞳、真田広之、原田美枝子
筒井康隆、椎名誠ら人気作家の短編小説5編をもとに、日常生活の陰に潜む不条理な恐怖を描いた和田誠の監督第3作。エレベータの中に、カミソリを持つ女と一緒に閉じ込められる男の話「箱の中」、乗り越し料金をめぐり駅員から異常な制裁を加えられる「乗越駅の刑罰」など、笑いの中の悪夢が展開する。
会場: 国立東洋美術館レクチャールーム
住所:ニキーツキー・ブリヴァール, 12-а
電話: (495)691-96-14; (495) 691-02-12
主催:
外国文献図書館内"国際交流基金"モスクワ文化センター
国立東洋美術館
国立中央映画博物館
ロシア語字幕付
入場無料