Japanese Film Festival
営業時間:
10:00-18:00 10:00-18:00
30 октября 2012 г.

第46回日本映画祭

第46回日本映画祭

11月14 – 20日, 映画館 «35мм»

(パクロフカ通り, 47)

 

主催: 国際交流基金, 在ロシア日本国大使館

 

入場料: 100ルーブル

(入場券は映画館の窓口でお求めください。すでに販売しております。)

 

映画はすべてロシア語の字幕付きです。

11月17・18日は、 映画監督の中西健二氏が来館します (監督については当記事の下部をご参照ください)。

 

映画祭スケジュール:

11月14日(水)19:30 オープニング「花のあと」

11月15日(木)19:00 「トロッコ」

11月16日(金)19:00 「君に届け」

                       21:30 「阪急電車 片道15分の奇跡」

11月17日(土)17:00 「岳」

                       19:20 「青い鳥」

11月18日(日)17:00 「ゲゲゲの女房」

                        19:20 「花のあと」

11月19日(月)19:00 「書道ガールズ!!わたしたちの甲子園」

11月20日(火)19:00 「武士道シックスティーン」

 

作品について

 

花のあと                                                                                                                             
 

カラー

2009年\107 分

製作会社: 「花のあと」製作委員会

 

[スタッフ]

監督=中西健二

原作=藤沢周平

脚本=長谷川康夫、飯田健三郎

音楽=武部聡志

 

[キャスト]

北川景子、甲本雅裕、宮尾俊太郎、相築あきこ、佐藤めぐみ、市川亀治郎

 

[物語]

藩の要職を務める寺井家の一人娘として生まれ、幼い頃から父に剣の手ほどきを受けてきた以登(いと)。

下級武士の三男だが、藩内随一の剣士と噂される江口孫四郎(まごしろう)。

初めて出逢った満開の桜の下で、二人は試合を約束する。

数日後、竹刀を合わせた瞬間、以登の胸は熱く震えた。女の剣と侮ることも、その家柄に阿ることもなく、まっすぐに自分の剣と向き合ってくれた孫四郎。それは以登にとって生涯ただ一度の、しかし決して叶うことのない恋だった。

以登にはすでに決められた相手があり、孫四郎もまた、上士の家の婿となる日が迫っていた。

自らの運命を静かに受け入れ、想いを断ち切る以登。

やがて遠く江戸から届いた、孫四郎自害の報……。

激しい動揺を抑え、以登は婚約者・片桐才助(さいすけ)の力を借りて、その真相を探る。

孫四郎の死の陰に、藩の重鎮・藤井勘解由(かげゆ)の陰謀が潜んでいることを突き止める二人。

そして、以登はあの日以来遠ざけていた剣を手に、静かに立ち上がる――。

 

阪急電車 - 片道15分の奇跡                               

カラー

2011年/119 分

製作会社:関西テレビ, 電通, 幻冬舎, 阪急電鉄, ポニーキャニオン, 読売新聞社, 読売テレビ

 

[スタッフ]

プロデューサー=沖貴子, 田村勇気

監督=三宅喜重

原作=有川浩

脚本=岡田惠和

撮影=池田英孝

音楽=吉俣良

 

[キャスト]

中谷美紀、戸田恵梨香、宮本信子

 

[物語]

名前も知らない人達は、私の人生に何の影響ももたらさないし、私の人生も誰にも何の影響もあたえない・・・

世界なんて、そうやって成り立っているんだ・・・そう思っていた・・・でも・・・

乗りなれた車両。ありふれた風景。

通勤、通学、ショッピング、そして大切な人に会いに・・・その目的は違えども、様々な人生を乗せて走る、電車。

あなたが活字から目を離したとき、携帯をしまったとき、ヘッドホンを外したとき、そこには、いままで気づかなかったけれど、ほんのちょっとだけ人生を輝かせる魔法のような“出会い”が待っているかもしれない。

これは、そんな平凡な毎日が、“あなた”が視点をちょっと動かすだけで、輝き始める不思議なおはなし。

花嫁と見間違えるような純白のドレスに身を包み、結婚式に出席したOLの翔子(中谷美紀)。

唖然とする新郎新婦を尻目に、颯爽と披露宴会場を後にした。

ほろ苦い復讐――。

翔子は会社の同僚でもある婚約者を、後輩に寝取られてしまった上に、新婦からの妊娠を告げられた新郎は、翔子に別れ話を切り出してきた。そんな最悪の状況の中で、翔子は毅然とした態度で、ある条件を出した。それは2人の結婚式への出席だった・・・。

帰宅途中、純白のドレス姿が車内で好奇の視線を集めていた翔子に、一人の老婦人が声をかけてきた・・・。

曲がったことが何よりも嫌いな老婦人の時江(宮本信子)。

見合いで結婚した夫を亡くしてからは、息子夫婦との仲も何故かぎこちない。

息子夫婦の都合で預かることの多い孫の亜美(芦田愛菜)と、いつものように電車に乗っていたところ、純白のドレスに引き出物という、チグハグないでたちの翔子が気になって、自然と声をかけていた・・・。

 

女子大生ミサ(戸田恵梨香)の悩みは、イケメンの彼氏(小柳友)からのDV。友達からも羨ましがられる彼氏との間には同棲話も出ている。ある日、2人で物件を見に行く途中、偶然車内に乗り合わせた純白のドレス姿の翔子について話しているうちに、くだらない口論となり、ぶちきれた彼氏が電車から降りてしまう。「くだらない男ね」。それを見ていた時江が吐き捨てた言葉で、ミサは別れを決意するのだが・・・。

 

セレブ気取りの奥様グループに嫌々付き合っている、庶民的な主婦・康江(南果歩)。家族に手料理を振舞いたいのだが、リーダー格の奥様に高級レストランへのランチに誘われ、断れない性格の康江は胃痛を我慢して出かけることに。車内でも傍若無人に振舞う奥様グループに肩身の狭い思いをしていた康江は、「おばちゃんってサイテー」とミサから厳しい言葉を浴びせられた途端、急激に体調が悪化してしまう・・・。

 

地方から出てきたのだが、なかなか都会風のおしゃれな大学に馴染めない、権田原美帆(谷村美月)と圭一(勝地涼)。無意識のうちに人との間に壁を作ってしまう2人であったが、ある日、偶然にも電車の中で出会うことに。自分の名前にコンプレックスを持つ美帆と、パンク・ルックで軍事ヲタクの圭一。果たして、2人の距離は近づくのだろうか・・・。

 

大学受験を控えた女子高生の悦子(有村架純)は、人はいいが「アホな」社会人の彼氏・竜太(玉山鉄二)と付き合っている。下校時の車内で友人たちに、「もう、やったの?」と彼氏との関係を問い詰められる悦子だったが、プラトニックな関係は保ち続けている。だが、ある日、高校の担任から「第一志望の大学には、実力が伴っていない」と諭され、自暴自棄になった悦子は、竜太とラブホテルに向かうことになるが・・・

 

一見すると無関係な人々の人生―――。

それぞれの愛、それぞれの想いを乗せて走る電車内で、それぞれの人生が偶然交錯したとき、あたたかい奇跡のドラマが紡ぎだされる。

たとえ、それが片道15分間という短い時間であっても・・・。

 

さわやかな感動が、これからあなたが見る風景をほんの少しハッピーにしてくれるはず。

 

 

 

武士道シックスティーン                                          
 

カラー

2010年/109 分

製作会社:「武士道シックスティーン」製作委員会

 

[スタッフ]

監督=古厩智之

原作=誉田哲也

脚本=大野敏哉、古厩智之

撮影=清久素延

音楽=上田禎

 

[キャスト]

成海璃子、北乃きい、

[物語]

磯山香織は、厳格な父のもとで剣道一筋に生きてきた中学チャンピオン。幼い頃から負け知らずだったが、とある大会で「東松学園甲本」の垂れゼッケンをつけた同学年の選手にリズムを狂わされ、まさかの敗戦を喫してしまう。

半年後。「甲本」を追って剣道の名門、東松学園の女子高等部に入学した香織は、初日の稽古で因縁の敵に再会する。ところが、両親の離婚により苗字が「西荻」に変わっていたその敵は、すっかり腰が引けており、ヘラヘラと逃げまどうばかり。拍子抜けした香織は苛立ちながらも、何とか西荻早苗の本来の強さを引き出そうと奮闘する。ついには父の道場に連れてきて半ば無理矢理にマンツーマンの稽古をつけ始めた。

西荻早苗は、純粋に剣道が好きで、自分が楽しむために剣道を続けてきた少女。かつて科学者の父親が裁判に大負けして家族の暮らしが一変したという経験を持ち、勝ち負けにはこだわらないようにしている。そんな早苗にとって、勝つことしか頭にない香織は理解不可能だ。上級生を容赦なく撃破したり、休み時間には一人、鉄アレイを片手に読書―宮本武蔵の「五輪書」―にいそしむ香織は完全に周囲から浮いていた、自分とあまりにもちがう香織に興味を抱くようになった早苗は、修行の一環と称して、ケーキバイキングやゲームセンターに誘い出す。今まで全くそのような場所へ行ったことのなかった香織は不承不承ながらも着いて行くのだった。

やがてインターハイの関東地区予選に向けて、香織は先鋒(団体戦で5人中一番先に戦う者)に、早苗は補欠に選ばれる。大会当日、順当に勝ち進む東松だったが、試合の合間に香織と早苗は口論になり、ふとしたはずみで香織が手首を捻挫してしまう。補欠の早苗が打った、「邪心のないメン」は見事に決まり、インターハイの出場が決定する。早苗の「メン」をたたえながら、その日を境に香織の心情に変化が起き始めた。

インターハイまで1月を切った。戦う理由を見失った香織は、怪我が完治しても稽古をさぼり、ついにレギュラーから外される。一方の早苗も、負けるのが怖くなり、今までのように無心で打つことができなくなっていた。何のために剣道を続けるのか、どうして勝敗にこだわるのか。答えを見つけようとしてもがく二人。そして……決着をつけるため、早苗は香織に果たし状を突きつける!

決戦の日。巌流島を思わせる小高い丘で待つ早苗。はたして香織は現れるのか?

 

 

 

 

ゲゲゲの女房                                           
 

カラー

2010年/119 分

製作会社: 『ゲゲゲの女房』製作委員会

 

[スタッフ]

監督=鈴木卓爾

原作=武良布枝

脚本=大石三知子、鈴木卓爾

撮影=たむらまさき

音楽=鈴木慶一 

[キャスト]

吹石一恵、宮藤官九郎、坂井真紀、南果歩、村上淳

[物語]

おなじみの妖怪漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげると、彼を支えた妻・武良布枝の若き日を描く夫婦の愛情物語。大ヒットしたテレビドラマ版同様、布枝夫人の自伝を基にしているが、本作は極貧の新婚時代がメイン。苦労のなかで2人が家族になっていくさまを温かな目線で追いかける。昭和36年。島根に住む29歳の布枝は、戦争で左腕を失った漫画家の茂と、お見合いからわずか5日で結婚。上京して底なしの貧乏生活に耐えることになる。

 

書道ガールズ 

カラー

2010年/120 分

製作会社:日本テレビ

[スタッフ]

監督=猪股隆一

脚本=永田優子

撮影=市川正明

音楽=岩代太郎

 

[キャスト]

成海璃子、山下リオ、桜庭ななみ、金子ノブアキ

 

[物語]

愛媛県四国中央市。

ここは紙の生産高日本一を誇る、“紙の町”。

しかし、折からの不況の影響で町は活気を失っていた。

四国中央高校・書道部の部長として、数々の書道展で賞をとってきた、高校3年生の里子。書道家の父を持つ里子にとって、書道は父に認められるためのもの。父の期待に応えることが、いつしか里子にはプレッシャーになっていた。そんな里子に、副部長で親友の香奈が、「3年間頑張った証に、書道展の団体戦で賞がほしい」と訴える。しかし、里子は「個人で頑張ればええやん」と乗り気になれない。また、里子に負けず劣らない書の才能を持ちながら、部から去ってしまった同級生の美央の存在も、里子の気持ちを重くしていた。

そんなある日、産休の先生の臨時教員として池澤が赴任してくる。池澤は書道部の顧問となるが、全く教える気がない様子。しかし、池澤が生徒たちの前で、音楽にのせて流れるように書をしたためたことをきっかけに、里子たちの運命が大きく動き出す。池澤の“パフォーマンス”に一目ボレした書道部員の清美が、池澤の真似をして、音楽を聴きながら張り合わせた半紙に書を書き出した。里子は、「部活にそんなものを持ち込まないで」と清美を責めるが、事情を知り反省する。清美の父親が営む文房具店の閉店が決まり、閉店セールの呼び込みのためにパフォーマンスをやりたい―。清美の真っすぐな思いに心打たれた香奈は、里子を引きずり込み、部をあげて“書道パフォーマンス”をやろうと動き出す。だが、里子を筆頭にもともと個人で活動してきた書道部にとって、チームとしてみんなで心をひとつに書を書き上げるのは至難の業。清美のための最初のパフォーマンスは失敗に終わってしまう…。

里子は激しく落ち込むが、清美の引っ越しやいじめを受けてきた部員の小春の書道への熱い思い、幼なじみの智也の実家である製紙工場の倒産と火事によって、今自分がやるべきことに気づく。清美の家の文房具店のように、相次ぐ閉店で閑散としてしまった商店街。里子は、みんなのため、大好きな町を活気づけるために、“書道パフォーマンス甲子園”を思いつく。里子の思いは池澤に届き、池澤の指導のもと運動部並みの特訓を開始。部員の気持ちもひとつになっていく。その姿は、最初は冷たい反応を見せた大人たち、家庭の都合で部を離れ、高校も辞めようとしていた美央の心も動かす。

“書道パフォーマンス甲子園”当日。一丸となって挑む里子たち。書道への本気の思い、町に対するひたむきな思いが、ステージを包み込み、ある奇跡を起こそうとしていた…。

 

君に届け
 

カラー

2010年/128 分

製作会社: 日本テレビ, 集英社, 東宝, 読売テレビ, バップ, アミューズ, D.N.ドリームパートナーズ, Production I.G,, 日活, STV, MMT, SDT, CTV, HTV, FBS

 

[スタッフ]

監督=熊澤尚人

原作=椎名軽穂

脚本=根津理香、熊澤尚人

撮影=藤井昌之

音楽=安川午朗

 

[キャスト]

多部未華子、三浦春馬

 

[物語]

4月入学式-黒沼爽子はとても真面目で健気で、「一日一善」を座右の銘にしている女の子なのに、見た目が暗いせいで周りから怖がられ、「貞子」というあだ名までつけられている。しかし、周りを気づかう性格のため、自分のことをうまく伝えられず、ひとり浮いた存在だった。そんな爽子は、高校の入学式の日に道を教えてあげた風早翔太と同じクラスになる。

爽子とは正反対で、明るく爽やかで誰に対しても分け隔てなく接する風早は、男女問わずみんなから慕われる人気者。爽子にも何の迷いもなく親しげに接してくれる風早に対して、戸惑いもあった爽子だが、次第に憧れと尊敬の気持ちを抱くように。一方、風早も、人知れずクラスや学校のために働く爽子に対して興味を持ち始めていく。

 

トロッコ 

カラー

2009年/116 分

製作会社:トロッコ LLP

[スタッフ]

監督=川口浩史

脚本=川口浩史、ホアン・シーミン

撮影=リー・ピンビン

音楽=川井郁子 

[キャスト]

尾野真千子、原田賢人、大前喬一

 

[あらすじ]

東京に住む矢野夕美子は、亡くなった台湾人の夫の遺骨を夫の生まれ故郷に届けるため、息子の「敦」と「凱(トキ)」を連れて、台湾中南部の山間の村にやって来た。都会育ちの子供たちは初めて見た父の故郷の田舎風景に目を丸くする・・そしてそこには日本語を話す祖父母が待っていた。

決して歓迎されたものではなかった夫との結婚、夫の亡き後は片意地を張ったように強く強く生きようとしていた夕美子。そして自分たちと違うものに鋭く反応してしまう日本の社会の中で、どこか「はずれもの」の様になっていた敦――いつの間にかすれ違いが生まれていた母子だったのだが・・・時代とともに治世者が代わり、それに伴って「価値観」も激変するという近代史を乗り越えて、しなやかに強く生きる台湾の祖父母の優しさや、台湾の田舎町のおおらかな包容力の中で、家族は次第にその「絆」を取り戻していく。

そして、村の外れで見つけた「トロッコ」に乗り込んだ幼い兄弟は、その「小さな大冒険」を通して、家や学校以外の世界を知り、また自分以外の人を思いやることを学ぶ。

「トロッコ」はいつの時代も人々をささやかな冒険にいざない、そして忘れ得ぬ何かを、そっと人生に刻み込んで行く・・・。

 

岳 – Спасатели

 

カラー

2011年/125 分

製作会社: 東宝, テレビ朝日, 小学館, トライストーン, ShoPro, KDDI, 博報堂DYMP, 長野朝日放送, 日販

  [スタッフ]

監督=片山修

原作=石塚真一

撮影=藤石修

音楽=佐藤直紀

 

[キャスト]

小栗旬、長澤まさみ、佐々木蔵之介

[あらすじ]

 日本の登山人口1230万人。高くそびえる山の頂には見たこともない絶景が広がっている。その感動を求めて、毎年、多くの人々が山を訪れている。しかし同時に遭難事故者も絶えず、その数は年間およそ2000人と言われる。山には喜びと共に危険も存在する。にも関わらず、人は今日も山の頂へと向かう。自分の足でつかみとった美しい風景を求めて――。

日本有数の名山・北アルプス山系に、そんな山のすばらしさを誰よりも知る男がいた。彼の名は島崎三歩。北アルプスを庭に生まれ育ち、ヒマラヤや北南米、世界中の巨峰を登り歩き、高度な山岳技術と、あらゆる山の知識を会得してきた名登山家だ。日本に戻ってからはその能力を生かして山岳救助ボランティアとして登山者たちの命を守っている。

 

 

青い鳥

 

カラー

2008年/105 分

製作会社:バンダイビジュアル, 日楽堂, デスティニー

[スタッフ]

監督=中西健二

脚本=飯田健三郎、長谷川康夫

原作=重松 清

撮影=上野彰吾

音楽=まきちゃんぐ 

[キャスト]

阿部寛、本郷奏多、伊藤 歩

[あらすじ]

前学期、いじめられていた一人の男子生徒 野口が起こした自殺未遂で東ヶ丘中学校は大きく揺れていた。

新学期初日、そんな2年1組に一人の臨時教師が着任してくる。

村内という男性教師の挨拶に、生徒たちは驚く。

彼は、吃音だったのだ。

うまくしゃべれない村内は、その分“本気の言葉”で生徒たちと向かい合う。

そんな彼が初めて生徒に命じたのは、倉庫にしまわれていた野口の机と椅子を、教室の元の位置に戻すことだった。

そして毎朝、その席に向かって「野口君おはよう」と声をかけ続けた・・・。

 

 

中西健二

 

1961年生まれ。1980年、東京大学文学部I類入学。1983年、Pia Film Festivalで入賞。1986年、東京大学文学部仏文科卒業、助監督として業界へ入る。1996年、 テレビドラマ «木曜の怪談 ゴーストハンター早紀»を初監督。2008年、劇場用映画「青い鳥」を監督。

監督作品 「木曜の怪談 ゴーストハンター早紀」4・9話(CX安達祐実主演)

     「闇のパープルアイ」3・9話(テレビ朝日 雛型あきこ主演)

     「伊藤潤二恐怖コレクション 顔泥棒」(テレビ朝日 安藤希主演)

     「伊藤潤二恐怖コレクション 墓標の町」(テレビ朝日 萩原聖人主演)

     「角川シネマアンソロジー 行きずりの殺意」(インターネットドラマ 若村真由美主演)

     「角川シネマアンソロジー 赤い鼻緒の下駄」(インターネットドラマ 緒形直人主演) 

     「青い鳥」(重松清原作 阿部寛主演)

     「花のあと」(藤沢周平原作 北川景子主演)

 

脚本作品 「伊藤潤二恐怖コレクション 顔泥棒」

     「伊藤潤二恐怖コレクション 墓標の町」

     「BACKSTAGE」(共同脚本、香月秀之監督作品)

     「角川シネマアンソロジー 赤い鼻緒の下駄」(共同脚本)

 

主な助監督作品 「この愛の物語」(舛田利雄監督)

        「TOMORROW 明日」(黒木和雄監督)

        「その男凶暴につき」(北野武監督)

        「青春デンデケデケデケ」(大林宣彦監督)

        「KAMIKAZE TAXI」(原田眞人監督)

        「グリーナウェイの枕草子」(ピーター・グリーナウェイ監督)

        「EAST MEETS WEST」(岡本喜八監督)

        「金融腐食列島呪縛」(原田眞人監督)

        「鏡の女たち」(吉田喜重監督)

        「深呼吸の必要」(篠原哲雄監督)

        「運命じゃない人」(内田けんじ監督)

        「寝ずの番」(マキノ雅彦監督)

        「不撓不屈」(森川時久監督)

        「地下鉄に乗って」(篠原哲雄監督)

        「ミッドナイトイーグル」(成島出監督)

監督補作品   「次郎長三国志」(マキノ雅彦監督)

        「風が強く吹いている」(大森寿美男監督)

E-mail:
© 2012 – 2024 国際交流基金モスクワ日本文化センター