日本映画上映会(5月・6月)
東洋民族美術館にて日本映画上映会!
5月・6月
日本映画にご興味のある方、東洋民族美術館へご招待します。5月17日・6月7日に日本映画を上映します。入場無料です!
注意:誠に申し訳ございませんが、5月3日に上映を予定しておりました『潮騒』は、6月7日へ変更いたしました。
プログラム:
5月17日, 19.00
ソナチネ
1993年, 94分
出演: ビートたけし, 国舞亜矢, 渡辺哲, 勝村政信, 寺島進, 大杉漣, 逗子とんぼ, 南方英二
恩義のある親分から沖縄の友好関係にある中松組へ、加勢に行ってほしいと頼まれた北嶋組の幹部・村川。村川興業幹部の片桐、弟分のケンを連れて沖縄へと飛んだ彼だったが、東京からやって来た助っ人に、かえって島の空気はピリピリした。そしていきなり、銃撃戦が勃発。襲撃され、身の危険を感じた村川たちは、身を隠すとともに東京の親分に状況報告を頼むが、羽振りのいい村川たちを妬んだ親分のワナだったことが判明する・・・。表情ひとつ変えぬ殺傷場面、ただ純粋な暴力だけを映し撮ったリアルで極限的なシーンなど、「その男、凶暴につき」「3-4x10月」をさらに深化させた緊張感あふれる北野武の映像世界に驚かされる。そして沖縄の隠れ家での、ほんのつかの間の休息を楽しむかのような海辺での戯れの和やかな空気との、絶妙の対比。北野映画の集大成と言っても過言ではない一作だ。
潮騒
監督: 谷口千吉
1954年, 96分
出演: 久保明, 青山京子, 三船敏郎, 沢村貞子, 加東大介, 上田吉二郎, 東野英治郎
三島由紀夫の古典的青春小説を、谷口千吉監督が久保明、青山京子主演で映画化した青春映画。伊勢湾の小島を舞台に、りりしい猟師の若者と、美しいアワビ採りの娘との運命的な結びつきが描かれる。当時流行していた性典ものや思春期ものとは、一線を画す格調ある青春もので、三島由紀夫の理想主義的青春像を、谷口千吉監督がツボを押さえた演出で映画化した。主役の若い男女に扮する久保明と青山京子は、ともに初々しい演技で好感が持て、完倉泰一の現地ロケーションによるカメラが効果を上げた。三船敏郎が若いふたりを見守る船長役で特別出演。なお、この原作、1964年・1971年・1975年・1985年と4度再映画化されている。
* * *
上映場所: 国立東洋民族美術館, 講義室
住所: Никитский бульвар, дом 12А
電話: (495)691-96-14; (495) 691-02-12
共催:
"国際交流基金" モスクワ日本文化センター
国立東洋民族美術館
国立映画センター
ロシア語字幕あり
入場無料