Japanese Film Festival
営業時間:
10:00-18:00 10:00-18:00
15 декабря 2011 г.

東洋美術館での日本映画上映会(1月~3月)

"国際交流基金"文化事業部と国立東洋美術館が現代日本映画上映会にお招きします!

 ロシア語字幕付き

入場無料

上映開始時刻 : 19時

 

  1月10日                                                     

アイキ

(2002年, 119分) 

監督・脚本:天願大介

 

出演:加藤晴彦、ともさか・りえ、石橋凌、火野正平、原千晶、木内晶子

 

車イスで黒帯を持つ実在のデンマーク男性、オーレ・キングストン・イェンセンをモデルにした人間ドラマ。ボクシングに打ち込んでいた21歳の芦原太一は、不慮の事故で車イスの生活を余儀なくされる。すべてを失ってしまい、夢も希望も持てずに荒れた生活を送る太一。だが、車イスでも可能な合気柔術(=AIKI)に出会ったことから、再び生きる希望を取り戻していく。

 

 

  1月31

阿修羅のごとく

 

監督:森田芳光                                     

原作:向田邦子

出演:大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、深田恭子

昭和54年冬。竹沢家の4人の娘達が三女・滝子の突然の呼びかけで、久しぶりに集まった。70才を迎える父・恒太郎に愛人と子供がいるというのだ。彼女たちは母・ふじ(八千草薫)の耳には入れないでおこうと決める。この事件を機に4人姉妹が抱える問題が露呈し始めた。長女・三田村綱子(大竹しのぶ)は不倫中。次女・里美巻子(黒木瞳)は夫が不倫中。三女・竹沢滝子(深津絵里)は奥手でやっと巡ってきた初恋で結婚を決意する。四女・竹沢咲子(深田恭子)は同棲中で、妊娠の発覚とともに結婚。母・ふじだけは、夫の愛人問題も耳に入っていないのか、泰然と日常を過ごしているようだった。

 

私のグランパ

2月14日

(2003年, 113分)

監督:東陽一 

   

原作:筒井康隆

 

出演:菅原文太、石原さとみ、浅野忠信、平田満、宮崎美子、波乃久里子、伊武雅刀

13年ぶりに会ったおじいちゃん=グランパはムショがえりだった!

主人公の五代珠子は、優しい両親とおばあちゃんの4人家族で平凡な生活を送っている中学1年生。ある日、13年間刑務所に入っていたおじいちゃんの五代謙三が帰ってきたところから物語は始まる。

はじめこそ、時代錯誤的なグランパの振る舞いに戸惑っていた珠子だったが、学校でのいじめ問題の解決にひと肌脱いだり、街のみんなから愛されているグランパの、現代の日本人が忘れてしまったまっすぐな生き方に、しだいに心を通わせていく。そんなある日、街を牛耳っているヤクザの親分からグランパが呼び出しを受けるが…

化粧

2月21日

(1984年, 137分)

監督:池広一夫

        

原作:渡辺淳一

 

出演:松坂慶子、中井貴一、池上季美子、和由布子、京マチ子、伊丹十三、柄本明、竹脇無我、井上純一

 

恋人に裏切られて自殺した双子の姉さんを想う妹は、男に対して復讐を決意。やがて、男が再起をかけたデパートとの取引に彼女が待ったをかけ、その結果男を自殺に追い込むことに成功する・・・。多彩な女優陣のなかで京マチ子の美しさが光る。

 

 

蒲田行進曲

3月13日

(1982年, 109分)

監督:深作欣二

     

原作・脚本:つかこうへい

 

出演:風間杜夫、松阪慶子、平田満、清川虹子、蟹江敬三、原田大二郎、萩原流行

 

映画の花形スターと、その取り巻きの大部屋俳優のサド・マゾ的関係を軸に、スターの子を宿した落ち目の女優をまじえた3人の奇妙な人間関係を、映画製作の内幕に絡ませて描き出した人情喜劇の傑作。原作および舞台の持つ毒は薄められたが、映画は独自の辛口のコメでィとして成功し、各映画賞を独占した。花形スターの銀四郎は、妊娠した恋人の女優・小夏を彼の取り巻きのひとり・やすに押しつけ結婚させてしまう。ヤスは危険を顧りみず生活費のためスタントマンをやるが、生傷がたえない。松坂がふたりの間で揺れ動く女心を好演し、みごとなヒロインぶりを見せた。カツドウ屋たちの心意気を感じさせる力作。

 

 

 

 

クイール

3月20日

(2004年, 100分)

監督:崔洋一

       

出演:小林薫、椎名桔平、香川照之

 

お腹に斑のあるラブラドール・レトリバーが生まれた。盲導犬訓練士・多和田(椎名桔平)に引き取られ、育ての親仁井夫妻の家で暮らすことになった子犬はクイールと名付けられる。親犬のように立派な盲導犬になってほしいという希望のもと、クイールは1歳になると、多和田の訓練を受け始める。マイペースに訓練を続けるクイールだが、やがて視覚障害者の渡辺(小林薫)のパートナーになり、盲導犬として独り立ちする。渡辺は犬に慣れぬ頑固者だったが、次第にクイールと心を通わせるようになる。

監督は「月はどっちに出ている」「刑務所の中」の崔洋一。10年以上にわたるクイールの生涯を追ったノンフィクションを原作に作られた本作は、ハリウッドでのリメイクが決定している。

***

会場: 国立東洋美術館

住所: ニキーツキー・ブリヴァール, 12А

電話: (495)691-96-14; (495) 691-02-12

主催:

 国際交流基金
国立東洋美術館
国立映画博物館センター

ロシア語字幕

入場無料

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