邦楽史連続講義
この連続講義では、千年以上の昔から今日まで存在している日本の伝統的な音楽(邦楽)の概要を紹介します。合奏曲や独奏曲、歌や楽器演奏、俗曲や宗教的な曲というように、邦楽はそれ自体、多くの様式に富み驚くほど興味深いもので、歌詞には様々な歴史、文化、芸術的側面が含まれています。
講義は、ビデオや写真、録音などの視聴覚資料を使って、また、楽器(琴、三味線、尺八)の実際のデモンストレーションとともに行います。
講師: クロブコワ(ゴルビンスカヤ)・ナタリア・フョードロヴナ
開始時刻 : 18時
会場: 外国文献図書館モスクワ日本文化センター レクチャールーム(ニコロヤムスカヤ通り、1、中央入口、4階)
問い合わせ先電話番号: 8(495)626-55-83/85
講義日程:
1月30日 「邦楽:伝統の万華鏡(連続講義概観)」
2月20日 「変容の不変:宮廷音楽雅楽
2月26日 「儀式と礼式:仏教の音楽」
3月7日 「神の世界への旅:神道の音楽」
3月20日 「竹の中の風のささやき:尺八の音楽」
4月10日 「演劇の幻想か幻想の演劇か:能の音楽」
4月17日 「眠れる龍の幻想:琴の音楽」
4月23日 「三弦の仔馬:三味線の音楽」
5月15日 「偉大なる花道:歌舞伎の音楽」
5月23日 「海辺の山麓の畑の声:日本の民族音楽」
5月28日 「一昨日、昨日、今日:日本の音楽的伝統の現在の生活」
クロブコワ(ゴルビンスカヤ)、ナタリア・フョードロヴナ
民族音楽研究家、文化研究家、音楽家。チャイコフスキー記念モスクワ国立音楽院卒業(「世界音楽文化」専攻)。日本音楽文化史専攻。2000年から現在から、モスクワ音楽院「世界音楽文化」センター主任専門家。1998年から現在まで、モスクワ音楽院付属邦楽アンサンブル「和音」のソリスト、講師。モスクワ国際邦楽フェスティバル「日本の心」の参加者、主催者。
平成23年度国際交流基金日本研究フェローシッププログラムで研究のため訪日。