世界唯一の空港内映画祭から見えてくる、日本のアニメーションの今
【日時】5月31日、19:00
【会場】外国文献図書館モスクワ日本文化センター、レクチャールーム
【住所】モスクワ、ニコロヤムスカヤ通り、1、4F
【入場】自由(図書館の読者登録が必要です)
【テーマ】 世界唯一の空港内映画祭から見えてくる、日本のアニメーションの今
【講師】土居伸彰(新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクター、株式会社ニューディアー代表)
毎年11月頭に開催される新千歳空港国際アニメーション映画祭は、北海道の玄関口となる新千歳空港のターミナルビル内で開催される、世界唯一の「空港内映画祭」です。去年は38,000人以上が来場したこの映画祭は、大人気のテレビ・長編作品から実験的な短編作品、ミュージックビデオやゲームまで、幅広く様々なタイプのアニメーションを上映しています。過去には、湯浅政明、片渕須直、山田尚子、石田祐康などといったこれからの日本アニメを代表するアニメ監督たちが多数ゲストとして来場。映画祭のテーマとなるのは、「アニメーションの今」を探ること。今回のレクチャーでは、新千歳空港映画祭の紹介とともに、今の日本のアニメーション・シーンを盛り上げている新しい才能をピックアップして紹介します。
土居伸彰
1981年東京生まれ。株式会社ニューディアー代表、新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクター。ロシアの作家ユーリー・ノルシュテインを中心とした非商業・インディペンデント作家の研究を行うかたわら、AnimationsやCALFなど作家との共同での活動や、「GEORAMA」をはじめとする各種上映イベントの企画、『ユリイカ』等への執筆などを通じて、世界のアニメーション作品を広く紹介する活動にも精力的に関わる。2015年にニューディアーを立ち上げ、『父を探して』『大人のためのグリム童話 手をなくした少女』など海外作品の配給を本格的にスタート。国際アニメーション映画祭での日本アニメーション特集キュレーターや審査員としての経験も多い。著書に『個人的なハーモニー ノルシュテインと現代アニメーション論』、『21世紀のアニメーションがわかる本』(いずれもフィルムアート社)など。東アジア文化都市2019豊島マンガ・アニメ部門の事業ディレクターも手がける。