日本映画上映会@映画館「ファッケル」・市川準監督特集
国際交流基金モスクワ日本文化センターは、映画館「ファッケル」と共催で、日本映画上映会を実施しています。9月は市川準監督特集です。
【場所】映画館「ファッケル」(エントゥジアスト通り、15/16)
【スケジュール】
9月16日(土) 17:30「BU・SU」(1987年) 16+
9月17日(日) 17:30「東京夜曲」(1997年) 18+
【入場】無料
【上映映画】
監督:市川準
脚本:内館牧子
撮影:小林達比古
美術:市川敏明
音楽:板倉文
出演:富田靖子、大楠道代、伊藤かずえ、高嶋政宏、丘みつこ、イッセ-尾形
CMクリエイターとして知られ、1985年、1986年日本新語・流行語大賞を2年連続で受賞した市川準の監督デビュー作。森下麦子はどこにでもいるフツーの高校生だが心がブスの女の子。田舎から上京し、芸者修行をしながら通学している。そんな彼女が文化祭で“八百屋お七”を舞うことになったが・・・・。少しひねくれた女の子がしだいに素直になっていく難しい役を見事にこなした富田靖子は、この映画でアイドルから女優へと大きくはばたいた。サザンオールスターズの原由子が主題歌「あじさいのうた」を歌っている
監督:市川準
脚本:佐藤信介
撮影:小林達比古
音楽:清水一登、れいち
出演:長塚京三、倍賞美津子、桃井かおり、上川隆也、はやし・こば、朝霧鏡子、花沢徳衛、七尾伶子
数年前に、妻の久子や家族を置いて家を出ていった浜中が東京の片隅にある上宿商店街にふらりと舞い戻った。何事もなかったように父が経営する電気屋で働き始める浜中。久子に密に思いを寄せていた青年、朝倉はそんな彼が許せず、過去を調べ始めた。そして、商店街の喫茶店のオーナー・たみと浜中が昔,付き合っていたこと,ふたりは当然結婚すると思われたが、突然、たみが大沢という男と結婚したこと、そして、大沢が病死した頃に浜田が町を出ていったらしいことを知る。浜中の出現に心揺さぶられるたみ,何も言わず彼を迎え入れる久子、そして、無口で多くを語ろうとはしない浜中。40代の男女の移ろい,さまよう心を市川準が優しく綴っていく切ない大人の愛の物語。熟達した味を見せる3人の主演俳優の演技も心地よい。