日本の夏休み
«国際交流基金» 文化事業部がお届けします....
日本の夏休み
2010年7月・8月、”日本の夏休み”事業では、特別講座のシリーズと«日本の夏休み»講義を開きます。こちらの行事へご希望者をお招きします!
7月
7月1日(木), 15:00
日本の歌 特別講座
曽又ひとみ先生
服装自由
曽又ひとみ先生のプロフィール
フランス音楽コンクール第2位。
ジュネーブでフランス音楽をアメリカで宗教曲、ミュージカルを研修、日本でイタリア人マエストロ達からイタリアベルカントを学ぶ。
1997年ロシア芸術大学修士ディプロマ取得。
1998年ゲリコン歌劇場の「椿姫」のヴィオレッタでデビュー。
1999年ビリショイ歌劇場デビュー、7年所属し、ロシア各地で公演。
現在ロシアでオペラプロデュース、声楽と日本伝統芸術文化の指導。
二期会会員。
7月6日(火)、16:30
講義 風呂敷のデモンストレーション
オリガ・フォミチョワ先生
オリガ・フォミチョワ先生:
草月流のモスクワの支部長
1級師範常任総務
草月指導者連盟の会員
オリガ・フォミチョワ先生は、生け花をはじめ、日本の伝統芸術の先人の一人です。この分野において、積極的に創作、教育活動を行っています。
フォミチョワ先生は1988年に生け花を始めました。1994年、草月流指導者連盟(東京)の会員になりました。生け花草月流モスクワ支部の創設者の一人です。
フォミチョワ先生は、1級師範証常任総務(ロシアの生け花の師範の中で一番高い位)を取得しています。
2004年~1010年まで生け花草月流のモスクワ支部長で、現在は副支部長です。
ロシアや日本、旧ソ連の共和国で、生け花の普及に関する様々なイベントや80以上の展示会を主催し、参加しています。フォミチョワ先生に関する記事や生け花の写真は、定期的にロシアや日本の刊行物で紹介されています。
日本の伝統的な芸術を掘り下げて学んできました。表千家の4段階の修了証書、日本園芸協会における日本庭園デザインコースの修了証書も取得しています。墨絵に関する日本の芸術関連の刊行物に、フォミチョワ先生の作品が掲載されています。日本の俳人、松尾芭蕉のロシア語の新版のイラストレーターの一人です。
フォミチョワ先生は、活動的な創作活動に対して、草月流の家元を冠した賞を授与されました。また在ロシア日本国大使や日本とロシアの様々な公共団体から感謝状を受けました。
現在、オリガ・フォミチョワ先生は、“日本の美”というプロジェクトを指導される一人です。このプロジェクトの目的は、日本文化の講座の他、展示会の開催、デモンストレーション、セミナーや特別講座などを通じて、ロシアの方々に日本の伝統芸術を紹介することです。
7月7日(水)、17:00
講義 香道のデモンストレーション
マグリファ・シディコワ先生
「香道」とは、精神状態に影響を与える、特殊な性質をもった希少種の常緑樹の樹脂の香りでくつろぎを得る芸道です。香木は東南アジアの熱帯雨林で採取されます。資源に限りある貴重なものです。
香道の歴史は室町時代へ遡ります。華道、茶道と共に、香道は日本の三道の一つです。
様々な芳香の微妙な差異を聞き分けることは、心の豊かさで知られる日本に伝えられた、理解の難しい、洗練された遊びです。
香道は儀式であり、特別な作法です。けれども、詳細にわたらず、基本知識を得る、つまり、香炉を手に持つ作法、香りの聞き方などについて体験しながら、心地よく寛ぎましょう。そして、デモンストレーションの時、芳香、香木、その種類、産地、香道の歴史などを紹介します。
総じて、香道とは香木をたいて、その味わいを鑑賞するものです。日常を離れた集中と静寂の世界に遊ぶことを目的とした芸道です。同時に、香席を飾る方法や、手前に使用する香道具は美術的要素が高いものです。聞き分けた香りを記録する時、書道の要素が加わります。これらすべての要素が香道を構成しています。
7月8日(木)、 16:00
特別講座 日本伝統的な遊びのデモンストレーション
アナスタシーヤ・プシコワ先生
7月10日(土)、15:00
講義 セミナー ”俳句 行間を読むジャンル”
講師:
“ハイクメナ”誌共編者、ドミトリー・クドリャ氏
俳人、俳句評論家、ナタリヤ・レーヴィ氏
ライフ・ジャーナル管理者・ «俳句批評» シミズ氏
講義では、俳句の特徴、起源、発展、隆盛、衰退、改革、古典と現代の流派、著名な俳人、関連のあるジャンル、ロシアにおける俳句、日本語からの翻訳における問題、ロシア語での句作の難しさなど課題を取り上げます。
さらに、俳句を即座に作るセミナーも行います。関連のジャンルは川柳、雑俳、連句、俳画、俳文などです。
7月13日-17日、 15:00
特別講座 墨絵のデモンストレーション
(事前の申し込みが必要)
オリガ・セリワノワ先生
申し込みは終了しました。
オリガ・セリワノワ先生は、墨絵をはじめ、日本の伝統芸術の先人の一人です。この分野において、活発的な創作、教育活動を行っています。
山田みどり先生の“桜会”のメンバーで、このグループのコーディネーターであり、活動を指導しています。日本庭園・公園のデザインコースを修了しました。このテーマで卒業論文、創作の公開審査を受け、日本景観学会、日本植物学会の会員になりました。
オリガ・セリワノワ先生は、1991年に、ニコラエンコ先生の生け花草月流入門講座を聴いて生け花を始めました。1998年から草月流指導者連盟の会員になりました。作家名は“秀青”です。最初は“知性、澄んだ青空の朝のさわやかさと香り”というように翻訳されましたが、後に、造形芸術の経験をつむと共に、この作家名は、山田みどり先生により、“賢く、有能で、青く”を意味するようになりました。2008年からセリワノワ先生は慶墨会(東京)のメンバーになり、自分の印章、墨絵の師範の免許を持っています。2009年から全国水墨画美術協会の会員になりました。
現在、セリワノワ先生は、展示会の開催や教育活動を活発に行っています。2010年東京で行われた、全国水墨画美術協会の展示会に参加し名誉賞を授与されました。セリワノワ先生は、日本の俳人、松尾芭蕉のロシアでの新版のイラストレーターの一人です。
現在、セリワノワ先生は“日本の美”というプロジェクトを指導される一人です。プロジェクトの目的は日本文化の講座の他、展示会の開催、デモンストレーション、セミナーや特別講座などを通じて、ロシアの方々に日本の伝統芸術を紹介することです。
7月20日(火)-24日(土)、 15:00
特別講座 小物の作り方
(事前の申し込みが必要)
オリガ・フォミチョワ先生
申し込みは終了しました。
小物の講座内容
1.飾り≪小袋の桜≫
2.ブローチ≪菊≫
3.マスコット
4.アクセサリー
5.ブローチ≪貝≫
講座には、縫い針、はさみ、色糸を必ずご持参ください。
8月
8月10日(火)-13日(金)、 15:00
日本の伝統的な演劇である能について、ドキュメンタリー映画の上映
8月10日-「蝋燭能 第一夜 鉄輪」
日本語、日本語の字幕。
8月11日-「蝋燭能 第二夜 紅葉狩 鬼揃」
日本語、日本語の字幕。
8月12日-「雪の蝋燭能 第一夜 大般若」
日本語、英語の字幕。
8月13日-「雪の蝋燭能 第二夜 邯鄲」
日本語、英語の字幕。
8月17日(火)ー21日(土)、15:00
子供向けの日本語講座
(事前の申し込みが必要)
アナスタシーヤ・プシコワ先生
人数限定は– 10-15 人
年齢は8-12歳
参加希望者は電話で、または直接に日本文化センターにお申し込みください。
電話番号:626-55-83/85
電子メールでの申し込みは行っておりません。