【日時】６月６日（火）　19：00

【場所】国際交流基金モスクワ日本文化センター（ニコロヤムスカヤ通り、１）

【講師】ユリア・ストノーギナ（明治大学特別招聘教授）

【講義概要】　

自動化、ロボット化、サイボーグ化は、脱工業化日本の現実。しかしながら、伝統工芸、茶道、書道、能、歌舞伎、伝説のサービスやおもてなし、これも、数世紀にわたる歴史を伴う現実である。この二つの現実は、現代日本社会で、交差し、調和し、衝突する。その際、技術発展、伝統文化の発展の、両方針ともが日本の「ソフトパワー」として、国家プログラムに組み込まれており、世界における日本の優位を促進している。

　サイボーグ化は、完全に技術であり、おもてなしは、完全にヒューマニズムである。グローバル化時代に、この二つの間でバランスをとることはできるだろうか？日本の『第３の道』とは？日本の未来予測は？

本講義では、日本及び海外の資料からの最新データや、経団連、三菱電機、三越など、日本のリーダー企業や経済団体の代表者からのインタビューを使用する。

【講師プロフィール】

ビジネス文化学者、パブリック・リレーションズ専門家。明治大学特別招聘教授。シンポジウム『ロシア‐日本：文化を通したビジネス』ディレクター。IABCロシア支部取締役。日露ビジネス・人文交流分野で、１５年以上プロジェクトに携わる。ロシア、日本、ヨーロッパのマスコミで、パブリック・リレーションズ、ビジネス、マーケティング、異文化コミュニケーション、日露関係、日本文化に関する１００本以上の記事を執筆。現代日本に関する学術書の共著多数あり。